段階別アプローチ0・五月雨登校

不登校の前段階、学校に馴染めず行ったり行かなかったりを繰り返している状態です。

本人は学校に行きたくないのですが、親の顔色を伺い、「行きたいけど行けない」「行かなきゃいけないから行く」と言います。

そして、(無意識に)頭痛、腹痛、吐き気、微熱、足の痛みなどを引き起こし、安心して休める状態を作り出します。

症状があればもちろんですが、症状がなくても、その日は休ませましょう。
休む事で安心します。気持ちを受け入れて貰った安心感も生まれてくるでしょう。
また、休みたくなったらいつでも休むことができるという感覚を覚えてもらう為でもあります。

できるなら、ここで初めて理由を聞いてみて下さい。朝、バタバタしながら半分怒った状態で聞いても、本当の事を教えてくれません。学校を休めた事で気持ちが落ち着いたら、穏やかに尋ねてみると、色々話をしてくれ、見えてくる事柄も多いものです。

親が我を通さずに、子供の「行きたくない」気持ちを受け入れ、一日休ませると、大抵次の日は行けると思います。
もし、次の日も、その次の日も行けない、起きて来ないようであれば、もう既に疲れ切ってしまい、エネルギー切れを起こしている状態です。ゆっくり休ませるしか方法はありません。
そうならない為に、本人が「休みたい」時にきちんと休めるようにすべきです。
決して「甘やかし」ではありません。必要な支援です。

特に小学校低学年の場合、思うように学校に行けなくても授業についていけなくなるような事はほとんどないと思います。高学年になると授業の進みが心配になる事もあるかと思いますが、しっかり休んで集中力を回復させた状態で授業に臨んだ方がしっかり頭に入るし、得るものが大きいと思うのです。

家では「お休みしたんだから」等と言わずに、好きなようにさせます。ゲーム良し、動画良し、マンガ良し、録り貯めしたビデオを観るのも良し、もちろんしっかり寝るのも良し、です。仕事等で普段なかなか一緒に過ごす事ができない場合は、一緒にゲームをプレイするのも楽しいですし、お出かけ(嫌がらなければ)するのも、気分転換になり良いかもしれません。
「せっかく」お休みしたのですから、罪悪感を捨てて、家庭でしかできない事をして楽しく過ごしましょう。安心して楽しく過ごす事でエネルギーが充電されます。

個別支援学級への転籍の検討
明らかに学校が苦手で、一般級でのスケジュールや雰囲気に耐えられない場合、個別支援学級への転籍を検討するのも一案です。一般級では加配してもらうにも限度がありますし、支援級は一般級よりも融通が利くので、ある程度のわがままや細かいペース配分が許されます。一般級では一人だけ突出した態度はなかなか許されるものではないので、支援級に転籍する事でハードルが下がり気持ちが楽になるので、楽しく通えるようになる事もあります。
進学の事を考え、中学で一般級に籍を置く場合、小学5〜6年生までには一般級に戻れるように、交流を増やしていきます。

支援級のカラーは学校によって様々なので、何度か見学をして本人に合うかどうか確かめてから、本人が希望したなら転籍を決めると良いです。

学校で過ごす一日が長いと感じるなら、遅刻や早退をして調整します。
送り迎えが大変ですが、ここで放置し無理をさせると回復に時間がかかってしまいます。
体力と気力が尽きてしまわないよう温存しながら、一日でも多く登校できるように、ペースを確立していく事が大切です。
宿題が多いと感じるなら、減らして貰うのも一案です。我が家の末娘は、小学生の時は宿題をほとんどしませんでした。学校での頑張りを認め、家ではエネルギーを蓄える事に徹した為です。
中学生になってからは、私が何も言わなくても宿題を済ませるようになりました。

学校に行きたくなくなる子供は、学校ではとても頑張っています。
休み休みとは言え、学校に行く事ができているので、このペースを大事に保ち、完全不登校に移行させずにこのまま回復に向かう事が望ましいです。

Posted by のんびりほわ子